心の学校 佐藤学長の「図解 神のメッセージ」の頁62『世の中には、早く悟れる人となかなか悟れない人がいる。
早く悟れる人は、真剣に求めている人か、大きな悩みや苦しみを抱えている人である。
悟りに時間のかかる人は、人生を真剣に考えていない人か、観念でもう知っていると思い込んでいる人である。
かつて親鸞上人が「善人なおもて往生す、いわんや悪人をや」と言った。
善人が救われるのに、悪人が救われないわけはない、悪人の方が救いやすい、という意味である。
悪人とは、業やカルマの多い人のことを指している。
問題を多く抱えている人ほど、真剣に求めるから、悟りを得やすいのである。
薄曇りの間は雨は降らないが、雨雲になって雨が降り、雨が上がれば天気が晴れる。
業の多い人ほど、悟りには近いのである。』とある。
問題を多く抱えている人ほど、真剣に求めるから、悟りを得やすいのだね。
その問題はどこから生じているのかに気づいていく。
自分にインプットされているものに拘っていることから問題は生じる。
しかし、拘りを無くそうとすればするほど、その拘りを意識してしまい、その結果として拘りを認めることになり、なかなか無くすことはできない。
拘っているのは、自分が自分だと思い込んでしまっている自分(偽我)なので、偽我の自分に意識が向いているから、拘りが無くせない。
拘りを無くすためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分(真我)に意識を向け続けることだね。
やり続けることで、エネルギーが高まり、気分が軽くなっていく。
今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。
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