心の学校 佐藤学長の「図解 神のメッセージ」の頁96『エジソンが伝統を発明して以来、現代のコンピュータに至るまで、科学は凄まじい勢いで発展している。
科学者たちは、すでに開発されたものを土台に、さらに研究を重ねてきた。
科学はちょうど、前走者からバトンを受け継いで走る駅伝スタイルなのだ。
それに対して、魂の世界は、二千五百年前の釈迦、二千年前のキリストの教えを、未だに実生活に活かすことができず、あまり進化しているようには見えない。
魂の世界は、いつもゼロからスタートしてきたのだ。科学の発達のスピードと比べ、魂の目覚めのスピードは、あまりにも遅いのだ。
科学の発達に伴い、魂も発達しないと、人類は滅亡の危機にさらされてしまう。
今最も必要なのは、魂の目覚めのスピードアップである。
魂の世界も駅伝スタイルにし、実生活の中で活きるようにしなければならない。』とある。
科学の発達に伴い、魂も発達しないと、人類は滅亡の危機にさらされてしまうのだね。
自分が自分だと思い込んでしまっている自分(偽我)に意識が向いていると、頭にインプットされたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」として、自分や相手を裁き続けることになる。
いつまでもエネルギーを消耗することが止められないので、常に自分の内側が満たされず、それを補うために、自分の外側への欲望が生じる。
たとえ、その欲望が叶えられても、束の間の喜びであって、自分の内側が満たされることは無いので、また新たな欲望が生じ、それは尽きないのだね。
自分の内側が満たされない欲望を追いかけるのではなく、本当に自分の内側を満たすためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分(真我)に意識を向け続けることになる。
やり続けることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まり、心の中が澄んでくる。エネルギーの消耗が無くなり、自分の内側がエネルギーで満ちてきて、もともと豊かな自分に気づくことができる。
常に豊かな自分で在り続けることで、目の前の現象に振り回されることなく、フラットな状態で、一瞬、一瞬の判断が適切となり、上手くいくようになっていくのだね。
悩みや苦しみの重苦しさから解放されて、軽やかに生きることができるようになっていく。
今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。
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