心の学校 佐藤学長の「図解 神のメッセージ3」の頁78に、『なかなか恋人ができない、結婚ができないという人には、心の門番がいることが多い。
心の門番というのは、相手が現れても、この人は違うと追い払ってしまう。
心の作用のことである。
例を挙げると、以前交際していた人に騙されたり、裏切られたりしたことがあるとしたら、もう二度と同じ目には遭わないと、相手が現れてもバリアを張ってしまうということがある。
本当は、その人は以前の人とは違うはずなのに、心がそのように作用してしまうのである。
また、悪い経験ばかりが門番になるのではない。
以前交際していた恋人が、とても魅力的な人で、声や表情や立ち居振る舞いが素敵だったとしよう。
そうすると、次に現れた人を、無意識に、ここが違う、あそこがなっていないと、以前の恋人と比べてしまう場合がある。
このように、自分にとって良い出来事と思われることも、門番になってしまう可能性があるのである。
心の門番を取り払うには、真我で物事を見ていくことだ。
真我で見ると、過去の出来事に振り回されることなく、今、もっとも良き判断が、瞬時できるようになるのである。』とある。
自分にとって良い出来事と思われることも、門番になってしまう可能性があるのであるのだね。
過去の記憶としてインプットされているものに囚われてしまっていると、それをベースにしてしか発想できなくなってしまう。
どうして囚われてしまうのかは、自分が自分だと思い込んでしまっている自分(偽我)に、意識が向いているからになる。
囚われているものを外そうとしても、逆に囚われを強固なものにしてしまう。
外そうとするのは、偽我の自分を自分だと思い込んでしまっていることになるからだね。
そうではなくて、偽我の自分を俯瞰して見つめ、囚われているものに気づいたら、それを手放していく。
そして、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分(真我)に意識を向け続ける。
何ものにも囚われていない本当の自分(真我)であれば、最も良き判断が瞬時にできるのだね。
今日も本当の自分に意識を向け続ける。
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