ヨグマタ相川圭子著 宇宙に結ぶ「愛」と「叡智」 頁82~83に、『感覚を通した行為の体験は心に記憶され、感覚が刺激を受けるとまた同じことを体験したいと要求します。
エゴが充足感を得るために、必要以上にまたそれを味わいたいと、欲望が沸き上がります。
そうした欲望に翻弄されている姿は、真理とは遠く、命をすり減らし、常に何かを追い求め、感覚と心にコントロールされている姿です。
そうした生き方に本当の幸せはないのです。
そのことに気づきていきます。
シヴァはムクシャ(サマディ)の意識です。
自分はいったい誰であるのかを、感覚に翻弄されているのではなく、実際に知っていきます。』とある。
自分が自分だと思い込んでしまっている自分(偽我)に意識が向いていると、過去の記憶や頭にインプットされたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」というもので、自分で自分を縛ってしまい、視野が狭く、物事を偏って捉えてしまい、何事にも上手くいかなくなる。
悩みや苦しみの多い重苦しい生き方になってしまう。
そうならないためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分(真我)に意識を向け続けることになる。
やり続けることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まり、心の中が澄んでくる。
エネルギーの消耗が無くなり、自分の内側がエネルギーで満ちてきて、もともと豊かな自分に気づくことができる。
目に見えるものに執着すると、エネルギーが下がり、心と体が重くなって、なんとなく暗い感じになっていく。
それらの執着しているものを手放していくことで、エネルギーが高まり、心と体が軽くなっていく。
自然に視野が広がり、物事をより全体から捉えることができるようになっていく。
何事にも上手くいくようになって、悩みや苦しみの多かった重苦しさから解放されて、軽やかに生きることができるようになっていく。
今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。
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