ヨグマタ相川圭子著 宇宙に結ぶ「愛」と「叡智」 頁186に、『心と体とは何なのか、過去に行く心、未来に行く心とは何なのか。
瞑想を深めていくと、心と体について少しずつわかってきます。
この心の働きを鎮め、変容させ、やがてストップさせてくれるのが、ヒマラヤ秘教のメソッドです。
それはマスターから伝授されるマントラであり、クリヤといわれる秘法で心を溶かし、向こう岸の無限の存在、何にもないというビーイングに連れていきます。
そこにある曇り、そして過去と未来の、混乱する心を溶かして、真理が今に現れてきます。今にいることができるのです。』とある。
自分が自だと思い込んでしまっている自分(偽我)に意識が向いていると、過去の記憶や頭にインプットされたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」というもので、自分で自分を縛ってしまう。
視野が狭く、物事を偏って捉えてしまい、何事にも上手くいかなくなる。
悩みや苦しみの多い重苦しい生き方になってしまう。そうならないためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分(真我)に意識を向け続けることになる。
やり続けることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まり、心の中が澄んでくる。
エネルギーの消耗が無くなり、自分の内側が満ちてきて、もともと豊かな自分に気づくことができる。
自分は自分で生きているのではなく、このエネルギーで宇宙に生かしていただいていると思えてくる。
自然に視野が広がり、物事をより全体から捉えることができるようになって、目の前の現象に振り回されることなく、人や物への執着が薄れていく。
誰かに依存したり、誰かを何とかしようとかするなどの思いが無くなり、悩みや苦しみの多かった重苦しさから解放されて、軽やかに生きることができるようになっていけるのだね。
今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。
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