ヨグマタ相川圭子著 宇宙に結ぶ「愛」と「叡智」 頁206に、『自分の中にこそすべてがあります。
人は、そのことを知っていく必要があります。
人はたいがい、常に意識が外に向き、外側に起きること、そちらにあるものをうらやましがり、外側に何かを求めて、さまよい歩いていっています。
それが通常の生き方です。
しかし本当は、私たちの奥深くに、すべてを満たしてくれる存在である、すばらしい真理があります。』とある。
自分が自分だと思い込んでしまっている自分(偽我)に意識が向いていると、過去の記憶や頭にインプットされたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」というもので、自分で自分を縛ってしまう。
視野が狭く、物事を偏って捉えてしまい、何事にも上手くいかず、悩みや苦しみの多い重苦しい生き方になってしまう。
そうならないためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分(真我)に意識を向け続けることになる。
やり続けることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まり、心の中が澄んでくる。
エネルギーの消耗が無くなり、もともと豊かな自分に気づくことができる。
豊かな自分で在り続けることで、目の前の現象に振り回されることなく、自然に視野が広がり、物事をより全体から捉えることができるようになって、何事にも上手くいくようになっていくのだね。
良くても悪くても、特定の物や特定の人に拘っているのなら、自分の内側に何か原因があってそうなっているのだから、その原因に気づくことで、より自分自身を知っていく。
そのことが、最も価値があることであり、生きる目的そのものであると思えてくる。
悩みや苦しみの多かった重苦しさから解放されて、軽やかに生きることができるようになっていくのだね。
今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。
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