自分の生命が選んだものを選ぶ

ヨグマタ相川圭子著シッダーマスターが示す悟りへの道頁110に、『ここで大事なのは、自分にとって気持ち良いものや好きなものが、本当に自分の「生命」そのものが喜ぶほど気持ち良くて、好きなものなのかということです。

「心」が選ぶのではなく、自分の「生命」が選んだものであるかということが重要なのです。もしかしたら、あなたが好きだと思ったものは、心だけが喜ぶものであって、生命にとってはちっとも嬉しくないものなのかもしれません。

心がいつもの癖で、それを選択してしまっているにすぎなのかもしれないのです。

誰しも好きなことをしているときは嬉しいものです。

好きなことをしているとき、私たちの体にはエネルギーが常に注がれています。

しかしそれは、好きだという心がまず働いて行動を起こしているにすぎません。

それは「執着」といって、自分の心が、あるものに「とらわれて」いるだけなのです。』とある。

自分が自分だと思い込んでしまっている自分（偽我）に意識が向いていると、過去の記憶や頭にインプットされたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」というもので、自分で自分を縛ってしまい、視野が狭く、物事を偏っと捉えてしまう。

何事にも上手くいかず、悩みや苦しみの多い重苦しい生き方になってしまう。

そうならないためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分（真我）に意識を向け続けることになる。

やり続けることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まり、心の中が澄んでくる。

エネルギーの消耗が無くなり、自分の内側からエネルギーが満ちてきて、もともと豊かな自分に気づくことができる。

豊かな自分で在り続けることで、自然に視野が広がり、物事をより全体から捉えることができるようになって、何事にも上手くいくようになっていくのだね。

悩みや苦しみの多かった重苦しさから解放されて、軽やかに生きることができるようになっていく。

今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。

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