真の幸福を得ることができる

ヨグマタ相川圭子著シッダーマスターが示す悟りへの道頁205に、『何かに精神を統一し、何かに一生懸命になっている人の姿は美しく、ときに人を感動させるものです。

好きなことに集中しているときなどに、エネルギーが満ちてくるのが感じられた経験があるでしょう。

しかし、よく観察しますと、実際のところは消耗するプロセスでのハイな状態でしかありません。

それはひとつの幸福な感覚とはいえ、あっという間に消え去るはかない幸福なのです。

それに比べ、アヌグラハのディクシャや秘法、サマディ瞑想は本質的な満足を得ることができます。

無限の存在からエネルギーを充電することができるからです。

すべてが再生する至高なる存在のエネルギーとつながり、目覚め、常に守られ、安全に、完全になり、一時的な幸福ではなく、真の幸福を得ることができるのです。』とある。

自分が自分だと思い込んでしまっている自分（偽我）に意識が向いていると、過去の記憶や頭にインプットされたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」というもので、自分で自分を縛ってしまい、詩yが狭く、物事を偏って捉えてしまい、何事にも上手くいかなくなってしまう。

悩みや苦しみの多い重苦しい生き方になってしまう。

そうならないためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分（真我）に意識を向け続けることになる。

やり続けることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まり、心の中が澄んでくる。

エネルギーの消耗が無くなり、自分の内側からエネルギーが満ちてきて、もともと豊かな自分に気づくことができる。

豊かな自分で在り続けることで、自然に視野が広がり、物事をより全体から捉えることができるようになって、何事にも上手くいくようになっていくのだね。

悩みや苦しみの多かった重苦しさから解放されて、軽やかに生きることができるようになっていく。

今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。

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