すべてをお任せする気持ち

ヨグマタ相川圭子著シッダーマスターが示す悟りへの道頁311に、『サマディは時間と空間がなくなり、動きがなくなることでもあります。

それは死を超えるということです。

そのためには「もうお任せします、体のことはどうなっても心配しません」という気持ちでないと無理なのです。

エゴというのは心の動きですから、欲があったり、恐怖心があったりするとできません。

ですから、一般的にいう信頼が必要です。

信頼がないと、とてもサマディができないのです。

サマディに最も必要とされるものは、神と真の自己とマスターへの信頼です。

テクニックや訓練は準備のためのものです。

インドの人々に最初からあり、現在の日本人に一番欠けているのは信仰心です。

でも、信仰心、信頼というのは、教えてわかるものではないように思います。

そのため、どうしてもテクニックに走ってしまい、理屈が先に立ってしまうのです。』とある。

自分が自分だと思い込んでしまっている自分（偽我）に意識が向いていると、過去の記憶や頭にインプットされたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」というもので、自分で自分を縛ってしまい、視野が狭く、物事を偏って捉えてしまう。

何事にも上手くいかず、悩みや苦しみの多い重苦しい生き方になってしまう。

そうならないためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分（真我）に意識を向け続けることになる。

やり続けることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まり、心の中が澄んでくる。

エネルギーの消耗が無くなり、自分の内側からエネルギーが満ちてきて、もともと豊かな自分に気づくことができる。

豊かな自分で在り続けることで、自然に視野が広がり、物事をより全体から捉えることができるようになって、何事にも上手くいくようになぅていく。

悩みや苦しみの多かった重苦しさから解放され、軽やかに生きることができるようになっていくのだね。

今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。

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