自分自身をすべてきれいにする

ヨグマタ相川圭子著心がとけると愛になる頁141に、『瞑想をする前は誰もが、ほこりや汚れがこびりついた部屋と同じ心の状態になっています。

きれいにするには、ほこりや汚れを落とし、掃いて拭いて磨く必要があります。

さらには変容していくのには、壁の材質を変え鉄骨を組み直す、お掃除のみでなく建物の建て直しになるのです。

それらの行為にあたるのが各種の瞑想です。

なかでも、秘法の伝授を受けると変容が早く、順次それを続けていくとよいのです。

ですから、あなたは瞑想することで、自分自身をすべてきれいにするのだと思えばよいわけです。

そう思うと、気持ちが楽になっていくのを感じるものです。

瞑想によって魂がほどけ、浄化のプロセスでいろいろなことが次々と浮かび上がり、思い出されていきますが、そうしたものは、今までの記憶であり、それらが浄化されていくのです。』とある。

自分が自分だと思い込んでしまっている自分（偽我）に意識が向ていると、過去の記憶や頭にインプットされたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」というもので、自分で自分を縛ってしまい、視野が狭く、物事を偏って捉えてしまい、何事にも上手くいかなくなってしまう。

悩みや苦しみの多い重苦しい生き方になってしまう。

そうならないためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分（真我）に意識を向け続けることになる。

やり続けることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まり、心の中が澄んでくる。エネルギーの消耗が無くなり、自分の内側からエネルギーが満ちてきて、もともと豊かな自分に気づくことができる。

豊かな自分で在り続けることで、自然に視野が広がり、物事をより全体から捉えることができるようになって、何事にも上手くいくようになっていくのだね。

悩みや苦しみの多かった重苦しさから解放されて、軽やかに生きることができるようになっていく。

今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。

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