ヨグマタ 相川圭子 著 ヒマラヤ大聖者 愛の般若心経 頁1〜2に、『多くの人は、痛みがあると、体があることを実感します。心も怒りなどがあると、自分の感情や心を実感できます。
ところが、ふだんは何を考えているのか、自分のことさえわかりません。
しかし、その心と体の欲望に翻弄されて生きています。
つまり多くの人は、心の喜怒哀楽とともにあります。
生命体は生きようとしています。
心と体は常に刺激され、それに感覚が反応して、いろいろなものを取り込んでいきます。
そして守ったり攻撃したりしているのです。
そこにとらわれ、悩みや苦しみが生まれているのです。
しかし、人はすべてを知る大きな存在につながり、そこからの「智慧」のガイドによって、信頼して生きると良いのです。
すると、憎しみを選ぶのではなく「愛」を選び取り、混乱させられたりする考え方にとらわれなくなってきます。
そして、やがてその人には、良いエネルギーが自然と働くようになって、人生に次々と喜ばしいことが起きてくるでしょう。』とある。
自分が自分だと思い込んでしまってる自分(偽我)に意識が向いていると、過去の記憶や頭にインプットされたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」というもので、視野が狭く、物事を偏って捉えてしまい、何事にも上手くいかず、悩みや苦しみの多い重苦しい生き方になってしまう。
そうならないためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分(真我)に意識を向け続けることになる。
やり続けることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まり、心の中が澄んでくる。
エネルギーの消耗が無くなり、自分の内側からエネルギーが満ちてきて、もともと豊かな自分に気づくことができる。
豊かな自分で在り続けることで、自然に視野が広がり、物事をより全体から捉えることができるようになって、何事にも上手くいくようになっていくのだね。
悩みや苦しみの多かった重苦しさから解放されて、軽やかに生きることができるようになっていく。
今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。
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