心を空っぽにして愛そのものに

ヨグマタ相川圭子著ヒマラヤ大聖者愛の般若心経頁5に、『五〇〇〇年とも一万年ともいわれる歴史をもつヒマラヤ秘教は、実際に真理の実践をして、本当の愛と、本物の悟りに至る教えです。

究極のサマディに達し、真理を体験したヒマラヤ聖者によって、真理、つまり神からの教えが語られ、まとめられたのがヴェーダの哲学です。

それは、宇宙の根源、つまり根源の智慧の存在の神に近づいていく実践の教えです。

すべてのものの根源に何があるのか、この体と心を道具として、その究極に達していく道を発見したのです。

それはまた、神によってもたらされた宇宙の真理を知るという超宗教の教えでもあります。

心を空っぽにして、愛そのものになり、悠久の世界に大きく広がっていく生き方です。』とある。

自分が自分だと思い込んでしまっている自分（偽我）に意識が向いていると、過去の記憶や頭にインプットされたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」というもので、自分で自分を縛ってしまい、視野が狭く、物事を偏って捉えてしまい、何事にも上手くいかなくなってしまう。

悩みや苦しみの多い重苦しい生き方になってしまう。そうならないためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分（真我）に意識を向け続けることになる。

やり続けることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まり、心の中が澄んでくる。

エネルギーの消耗が無くなり、自分の内側からエネルギーが満ちてきて、もともと豊かな自分に気づくことができる。

豊かな自分で在り続けることで、自然に視野が広がり、物事をより全体から捉えることができるようになって、何事にも上手くいくようになっていくのだね。

悩みや苦しみの多かった重苦しさから解放されて、軽やかに生きることができるようになっていく。

今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。

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