マインドを無理に働かせる

ヨグマタ相川圭子著ヒマラヤ大聖者愛の般若心経頁142〜143に、『心は、磁石のように引き寄せる、強い力があります。

それは念力と呼ばれていて、すごく念じていくと、そのように思いが実現していく力があります。

昨今は、自己啓発などで、マインドパワーを強める情報を用いて、引き寄せなどを行う人も現れてきていますが、その使い方が大切であると思います。

心が浄化されていないで、心に疑いがある人が、自分の願いを毎日いい聞かせたりして、心に深くインプットするわけです。

これが自己啓発の方法であるようです。

また心を常に欲望のほうに使うことは諸刃の剣となってしまい、良くありません。

自分だけの成功を願って、何かを引き寄せて、誰か不幸な人を作ると、後で恨みを買ったりすることにもなります。

それをエゴと欲でやると、マインドを無理に働かせているわけですから、願望とは反対の現象も起きてしまいます。

ある方が引き寄せの術をやって、失敗したと嘆いていました。

お金が儲かるように、引き寄せの術で、強い想念を送って、一時はかなり儲けたけれども、結局は損をしてしまったと。

ゆがんだ心では、ゆがんだものが出てしまい、純粋な心にしていくと、良いものが創られていくのです。

みんなが幸せになるような願望成就でなければいけないのです。

自他が生かされるために、その心を使うのが良いのです。』とある。

自分が自分だと思い込んでしまっている自分（偽我）に意識が向いていると、過去の記憶や頭にインプットされたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」というもので、自分で自分を縛ってしまい、視野が狭く、物事を偏って捉えてしまい、何事に上手くいかず、悩みや苦しみの多い重苦しい生き方になってしまう。

そうならないためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分（真我）に意識を向け続けることになる。

やり続けることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まり、心の中が澄んでくる。

エネルギーの消耗が無くなり、自分の内側からエネルギーが満ちてきて、もともと豊かな自分に気づくことができる。

豊かな自分で在り続けることで、自然に視野が広がり、物事をより全体から捉えることができ、何事にも上手くいくようになっていくのだね。

悩みや苦しみ多かった重苦しさから解放されて、軽やかに生きることができるようになっていく。

今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。

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