ヨグマタ 相川圭子 著 ヒマラヤ大聖者 愛の般若心経 頁198に、『つまり連綿と、思いと行為が続いているのですから、今の思いを、感謝や愛、調和や無心にすると、次の瞬間には、良いものが生まれていくことになるのです。
さらに悟るためには、心を浄化して、すべての思いの執着をなくしていき、「空っぽ」の心を作ります。
すると、良いも悪いも思わなくなり、ジャッジしなくなります。
雑念のない瞑想になり、体と心を超えて、源に還り、さらなる「空」となります。
それが悟りなのです。
心は、思った瞬間に意識が働き、思考の連鎖が始まるのです。
心は広い平原のようであり、いろいろな心の働きや思考が、その平原のそこら中にあり、いつでも欲望の対象を引き寄せている状況です。
この世界で、それを止めることを助けるのが、マスターの祝福という、高次元のエネルギーです。
マスターへの信頼がもっとも大切です。
ですから、マスターとの出会いが、悟りにとって欠かせないのです。
そこには、心を超えさせてくれるエネルギーと秘法と教えがあるからです。
マスターの存在そのものからの祝福によって、心を超えることができるのです。』とある。
自分が自分だと思い込んでしまっている自分(偽我)に意識が向いていると、過去の記憶や頭にインプットされたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」というもので、自分で自分を縛ってしまい、視野が狭く、物事を偏って捉えてしまい、悩みや苦しみの多い重苦しい生き方になってしまう。
そうならないためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分(真我)に意識を向け続けることになる。
やり続けることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まり、心の中が澄んでくる。
エネルギーの消耗が無くなり、心の中が澄んでくる。
自分内側からエネルギーが満ちてきて、もともと豊かな自分に気づくことができる。
豊かな自分で在り続けることで、自然に視野が広がり、物事をより全体から捉えることができるようになって、何事にも上手くいくようになっていくのだね。
悩みや苦しみの多かった重苦しさから解放されて、軽やかに生きることができるようになっていく。
今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。
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