ヨグマタ 相川圭子 著 ヒマラヤ大聖者 愛の般若心経 頁307に、『マントラは「聖なる音の波動」のことであると、前述しました。
マントラを唱えることは、ヒマラヤ秘教のメインの修行です。
マントラのことを指す「呪」という漢字の当て字は「まじない」「のろう」という言葉ですが、マントラはそうではなく、高次元の波動の言葉です。とてもパワフルであり、苦しみを取り去るものです。
それは音の波動であり、力をもつものであり、苦しみを取り除くものです。
般若心経のなかでも、マントラは力をもつと説明されています。
そこで、そのマントラの偉大さを述べて、賛美しているのです。』とある。
自分が自分だと思い込んでしまっている自分(偽我)に意識が向いていると、過去の記憶や頭にインプットされたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」というもので、自分で自分を縛ってしまい、視野が狭く、物事を偏って捉えてしまい、悩みや苦しみの多い重苦しい生き方になってしまう。
そうならないためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分(真我)に意識を向け続けることになる。
やり続けることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まり、心の中が澄んでくる。
エネルギーの消耗が無くなり、自分の内側からエネルギーが満ちてきて、もともと豊かな自分に気づくことができる。
豊かな自分で在り続けることで、自然に視野が広がり、ものごとをより全体から捉えることができるようになって、何事にも上手くいくようになっていくのだね。
悩みや苦しみの多かった重苦しさから解放されて、軽やかに生きることができるようになっていく。
今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。
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