すべての源である永遠の存在

ヨグマタ 相川圭子 著 ヒマラヤ大聖者 愛の般若心経 頁319〜320に、『聖なる言葉の修行をして、空っぽになり、究極の「空」になると、純粋そのものになるといっています。

 

これらはヴェーダにある教えでもあります。

 

ヴェーダは、すべての源である永遠の存在について述べています。

 

悟りの修行で究極のサマディに達し、神我一如になるのです。

 

ブラフマンアートマンが一体になります、そこに苦しみを超えた永遠の存在があるのです。

 

ブッダは、苦しみを取り除く教えを説きました。

 

心は変化し、空っぽになり、無になり、あるものがなくなり消える、奥に何もない「無我」を説きました。

 

ブッダは「すべての物質が変化して消えていき、何もないプラクリティという物質の元になり、さらに消えてナッシングネスになる」という、彼の瞑想での体験を述べています。

 

いくつものスンニャを超えて、さらなるスンニャを超えると、マハスンニャがあるのです。』とある。

 

自分が自分だと思い込んでしまっている自分(偽我)に意識が向いていると、過去の記憶や頭にインプットされたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」というもので、自分で自分を縛ってしまい、視野が狭く、物事を偏って捉えてしまい、何事にも上手くいかず、悩みや苦しみの多い重苦しい生き方になってしまう。

 

そうならないためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分(真我)に意識を向け続けることになる。

 

やり続けることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まり、心の中が澄んでくる。

 

エネルギーの消耗が無くなり、自分の内側からエネルギーが満ちてきて、もともと豊かな自分に気づくことができる。

 

豊かな自分で在り続けることで、自然に視野が広がり、物事をより全体から捉えることができるようになって、何事にも上手くいくようになっていくのだね。

 

悩みや苦しみの多かった重苦しさから解放されて、軽やかに生きることができるようになっていく。

 

今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。

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ヒマラヤ大聖者 愛の般若心経 ―生き方が変わる「空」と「悟り」の秘密