願いを込めて引き寄せる危険

ヨグマタ相川圭子著成功の源泉頁74に、『今、世の中には引き寄せの術というものがあり、願いを込めて引き寄せるのですが、そうしたことを安易にやってはならないのです。

その感覚が異常に拡散すると危険でもあるのです。

悪い思いがどんどん拡大するからです。

感覚にとらわれると、それがアンテナとなって、いろいろなものを引き寄せてしまいます。

ですから、まず肯定的になることが大切です。

さらにいろいろものを受け取らないようにするには、無心になることです。

そして、感覚にいないようにします。感覚というのは、枝葉のところにあります。

そこに意識をもってくると、感じてしまうわけです。

そうした感覚をさらに超えて、無心になっていくのです。

そのためには、中庸にあることです。右にも行かない、左にも行かない、真ん中の道（中庸）にあることです。

真の意味で、究極の源に達するのです。

それは、体の中心にスシュムナーというエネルギーの道があり、そのエネルギーを「超える」ということです。

それが、本当の意味で中心にいることです。

すべてを超えたナッシングネスにあるのです。』とある。

自分が自分だと思い込んでしまっている自分（偽我）に意識が向いていると、過去の記憶や頭にインプットされたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」というもので、自分で自分を縛ってしまい、視野が狭く、物事を偏って捉えて、何事にも上手くいかなくなって、悩みや苦しみの多い重苦しい生き方になってしまう。

そうならないためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分（真我）に意識を向け続けることになる。

やり続けることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まり、心の中が澄んでくる。

エネルギーの消耗が無くなり、自分の内側からエネルギーが満ちてきて、もともと豊かな自分に気づくことができる。

豊かな自分で在り続けることで、自然に視野が広がり、物事をより全体から捉えることができるようになって、何事にも上手くいくようになっていくのだね。

悩みや苦しみの多かった重苦しさから解放されて、軽やかに生きることができるようになっていく。

今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。

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