ヨグマタ 相川圭子 著 希望実現の真理 頁229〜230に、『自己催眠とかアファーメーションなどという方法で、肯定的な言葉を自分に言い聞かせることによって、潜在意識をコントロールしている人たちがいるようです。
自己催眠というのは、軽い催眠状態というかリラックスした状態で、みずから暗示をかけて、欠点を改善しようとするものです。
またアファメーションというのは、肯定的な理想の言葉を自分にいい聞かせて、自分を変えることだそうです。
しかし、それは一種の洗脳ともいえると思います。もちろん、それをきっかけに、よくなる人もいるでしょう。
ただし、そうしたことをずっとつづけると、よい結果につながるとは思えません。
弊害が出る人もいるのではないでしょうか。心の内側には、いままでの学びでの、いろいろな価値観とこだわりや執着があり、混乱があります。
そのことに無理解のままで、ある種のいい言葉を使っても、自分が納得していないので、嘘っぽさを感じて、素直になれないこともあるのではないでしょうか。
まだ、内側がきれいになっていないのに、自分はすばらしい人だ、最高の人だなどと思い込もうとするのは危険なことです。
きちんと悪い部分も気づいていき、浄化する必要があるのです。
また「私は神だ」などと、セミナーで思い込まされたり、思い込みの強い心の人にマインドコントロールされたりする場合もあります。
そうした方法はエゴを肥大させていくものであり、真理ではありません。』とある。
自分が自分だと思い込んでしまっている自分(偽我)に意識が向いていると、過去の記憶や頭にインプットされたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」というもので、自分で自分を縛ってしまい、視野が狭く、物事を偏って捉えてしまい、何事にも上手くいかず、悩みや苦しみの多い重苦しい生き方になってしまう。
そうならないためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分(真我)に意識を向け続けることになる。
やり続けることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まり、心の中が澄んでくる。
エネルギーの消耗が無くなり、自分の内側からエネルギーが満ちてきて、もともと豊かな自分に気づくことができる。
豊かな自分で在り続けるけることで、自然に視野が広がり、物事をより全体から捉えることができるようになって、何事にも上手くいくようになっていくのだね。
悩みや苦しみの多かった重苦しさから解放されて、軽やかに生きることができるようになっていく。
今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。
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