ヨグマタ 相川圭子 著 瞑想の力 頁75〜76に、『人は心と体と魂で構成される存在です。魂は自己であり、それを覆うのが心と体です。
体と心はいろいろなことを体験して、さまざまなことを学んでいきます。
悲しんだり、心には過去生からの体験の印象が蓄積されていくことによって魂を曇らせています。
私たちはその曇った心と体を、自分と思っているのです。
つまり人間は、そうしたカルマを抱えて誰もが不完全に生まれてきます。
ヒマラヤシッダー瞑想は心身を浄化して、心と体の偏りや不足を整えてバランスをとります。
そして深い瞑想に導き、純粋にして、調和のとれた人をつくります。
それは未完成な自分を完成させる営み、修行なのです。』とある。
自分が自分だと思い込んでしまっている自分(偽我)に意識が向いてると、過去の記憶や頭にインプットされたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」というもので、自分で自分を縛ってしまい、視野が狭く、物事を偏って捉えてしまい、何事にも上手くいかず、悩みや苦しみの多い重苦しい生き方になってしまう。
そうならないためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分(真我)に意識を向け続けることになる。
やり続けることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まり、心の中が澄んでくる。
エネルギーの消耗が無くなり、自分の内側からエネルギーが満ちてきて、もともと豊かな自分に気づくことができる。
豊かな自分で在り続けることで、自然に視野が広がり、物事をより全体から捉えることができるようになって、何事にも上手くいくようになっていくのだね。
悩みや苦しみの多かった重苦しさから解放されて、軽やかに生きることができるようになっていく。
今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。
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