バランスのとれた人になる

ヨグマタ相川圭子著瞑想の力頁111に、『このように偏った言動は、常に誤解や行き違いも生じやすく、そこに摩擦や争いが起きて、相手を傷つけ、自分も傷ついて平和な心でいられません。

ところがヒマラヤシッダー瞑想によって、本質とつながり秘法による浄化を行うと、調和のとれた心になります。

それは「大自然のバランス感覚」です。

純粋なエネルギーが偏りから調和へと導きます。

すると、人やものの見方が一変します。

「本当か、嘘か」あるいは「好きか嫌いか」というジャッジではなく、あるがままに目の前で起きていることを受け入れるようになります。

さらに、偏ったものの見方をせず、常にニュートラルな視点をもてます。

中庸の立ち位置に自分を置いて、対象を見られるようになるのです。

すべてを俯瞰できるようになり、全体が見渡せるようになるのです。

このような意識のもち方になってくると、自ずといろいろな癖が薄まりバランスのとれた人になっていくのです。』とある。

自分が自分だと思い込んでしまっている自分（偽我）に意識が向いていると、過去の記憶や頭にインプットされたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」というもので、自分で自分を縛ってしまい、視野が狭く、物事を偏って捉えてしまい、何事にも上手くいかず、悩みや苦しみの多い重苦しい生き方になってしまう。

そうならないためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分（真我）に意識を向け続けることになる。

やり続けることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まり、心の中が澄んでくる。エネルギーの消耗が無くなり、自分の内側からエネルギーが満ちてきて、もともと豊かな自分に気づくことができる。

豊かな自分で在り続けることで、自然に視野が広がり、物事をより全体から捉えることができるようになって、何事にも上手くいくようになっていくのだね。

悩みや苦しみの多かった重苦しさから解放されて、軽やかに生きることができるようになっていく。

今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。

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