瞑想とは心を空っぽにすること

ヨグマタ相川圭子著瞑想の力頁113に、『瞑想とは、平和で純粋な心を想像していくことです。

人の内側のシステムをサンスクリット語で「アンタカラニ」といいます。

そこには感覚があり、心があり、仏性（真理を理解する力）があり、エゴがあり、さらに意識があり、セルフがあります。

そして人の内側では記憶、想い、感情などが入り交じり、混沌とした状態といえます。

どんよりとした曇り空のように、私たちの奥底にある尊い魂を覆い尽くしています。

そのために私たちは、本来誰もがもっている神性を発揮できず、表面を覆っている心を自分と思い、それにつながり、その働きに振り回されていきています。

しかし、ヒマラヤシッダー瞑想はその心を浄化して、心が空っぽになっていくと、奥にあるすべてを生かしている神の力を引き出し、楽に生きていくことができるのです。』とある。

自分が自分だと思い込んでしまっている自分（偽我）に意識が向いていると、過去の記憶や頭にインプットされたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」というもので、自分で自分を縛ってしまい、視野が狭く、物事を偏って捉えてしまい、何事にも上手くいかず、悩みや苦しみの多い重苦しい生き方になってしまう。

そうならないためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分（真我）に意識を向け続けることになる。

やりつづけることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まり、心の中が澄んでくる。

エネルギーの消耗が無くなり、自分の内側からエネルギーが満ちてきて、もともと豊かな自分に気づくことができる。

豊かな自分で在り続けることで、自然に視野が広がり、物事をより全体から捉えることができるようになって、何事にも上手くいくようになっていくのだね。

悩みや苦しみの多かった重苦しさから解放されて、軽やかに生きることができるようになっていく。

今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。

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