ヨグマタ 相川圭子 著 瞑想の力 頁183〜184に、『エネルギーの軽い人は、そこからさらにステップアップして「ニシカマ」という境地を目指してください。
これはカルマを積まない生き方です。
いまにいる生き方ともいえるでしょう。私たちは無意識でいると、善行をしても見返りを期待したり、善行で接した相手の態度を不満に思ったりします。
そうなると、せっかくよい行為をしても、心があれこ期待して振れていることになり、カルマを積むことになってしまいます。
多くの人は、お互いが助け合う「ギブアンドテイク」の中で生きています。
これは心のレベルの善行です。
心のやりとりで生きています。
もちろんこれはこれで素晴らしいことですが、そこからさらに上質の生き方として「ただ与えるひとになる」、魂からの人、光の人になっていただきたいのです。
それはちょうど、太陽が私たちに光を注ぐイメージです。
降りそそぐ光は地球を照らし、大地を温め活性化させ、生物を育みます。
そのほか、限りない恩恵を与えてくれます。しかし、ただ与え続けるだけです。
そこに見返りはありません。
捧げることで満ち足りているからです。』とある。
自分が自分だと思い込んでしまっている自分(偽我)に意識が向いていると、過去の記憶や頭にインプットされたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」というもので、自分で自分を縛ってしまい、視野が狭く、物事を偏って捉えてしまい、何事にも上手くいかず、悩みや苦しみの多い重苦しい生き方になってしまう。
そうならないためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分(真我)に意識を向け続けることになる。
やり続けることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まり、心の中が澄んでくる。
エネルギーの消耗が無くなり、自分の内側からエネルギーが満ちてきて、もともと豊かな自分に気づくことができる。
豊かな自分で在り続けることで、自然に視野が広がり、物事をより全体から捉えることができるようになって、何事にも上手くいくようになっていくのだね。
悩みや苦しみの多かった重苦しさから解放されて、軽やかに生きることができるようになっていく。
今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。
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