ヨグマタ 相川圭子 著 瞑想の力 頁191に、『ヒマラヤ聖者は「人間は何のために生まれてきたのか、私たちの深いところにある存在は何なのか」という問いと瞑想を通して探求し、真理にたどり着きました。
心と体にコントロールされるのではなく、自分で心と体をコントロールできる人になり、心の苦しみの振り回されないで神のように生きられることを5000年以上前に発見したのです。
お釈迦様がお生まれになったのが、約2500年前ですから、それよりはるか昔、すでにヒマラヤ聖者は存在し、最高の叡智を持っていたのです。
その教えは見えない存在、この宇宙を創り出し、私たちを生かしめ力を与える存在を信じることです。
そして、その見えない存在に実際に出会っていくことを目指します。』とある。
自分が自分だと思い込んでしまっている自分(偽我)に意識が向いていると、過去の記憶や頭にインプットされたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」というもので、自分で自分を縛ってしまい、視野が狭く、物事を偏って捉えてしまい、何事にも上手くいかず、悩みや苦しみの多い重苦しい生きかになってしまう。
そうならないためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分(真我)に意識を向け続けることになる。
やり続けることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まり、心の中が澄んでくる。
エネルギーの消耗が無くなり、自分の内側からエネルギーが満ちてきて、もともと豊かな自分に気づくことができる。
豊かな自分で在り続けることで、自然に視野が広がり、物事をより全体から捉えることができるようになって、何事にもうまくいくようになっていくのだね。
悩みや苦しみの多かった重苦しさから解放されて、軽やかに生きるようになっていく。
今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。
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