心の学校 佐藤学長の「図解 神のメッセージ3」の頁40『私たちは頭で考えて、言葉を使い、行動する。
頭で考える世界は、その人の価値観の世界であって、人それぞれ違う。
自分の損得勘定や、過去の出来事の影響、あるいは学習してきたことなどが、自分の行動につながる。
そしてそれは、こうなったらよいというように自分に都合のよい結果をもとめてしまって、その結果が自分の思いと違うと落胆したり、その出来事を未来にまで引きずることにもなる。
たとえば、自社の利益だけを考えてシナリオを作って行動しても、顧客とトラブルになりかねない。
一方が良くても、一方は良くない不調和の世界である。
考えて誘導すると、このようなことが起こる可能性が高い。
では、真我の世界はどのようになるかというと、結果が先なのである。
真我の発想は、このような場合はこれという決まった答えはない。
その瞬間に、過去にも未来にも捉われない、最適な方法が出てくるのである。
自社の利益も確保しつつ、最大限、今目の前にいる顧客の利益にも貢献するという知恵やアイデアや行動が、その時に出てくるのである。
それは、あらかじめ用意したものでは間に合わない。
今、その瞬間に最適なものが現れる。そして、その結果の意味は後からわかってくる。
これで良かった、これはこういう意味だったのだと、頭で理解できるのである。
自分も相手も生かすことのできる、大調和のまったく新しい世界なのである。』とある。
真我の発想は、このような場合はこれという決まった答えはなく、その瞬間に、過去にも未来にも捉われない、最適な方法が出てくるのだね。
頭で考えて行動すると、その考えを押し通そうとするため、不調和になってしまう。
これは頑張って不調和で在り続ける生き方になる。
自分が自分だと思い込んでしまっている自分(偽我)に意識をが向いていると、どうしても個体意識からの発想となり、個体である自分を優先させてしまう。
頑張って不調和で在り続けるのではなく、自然に調和していくには、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分(真我)に意識を向け続けることだね。
個体意識ではなく、全体意識であることで、偏った物事の捉え方が消えて、今、この瞬間の最適な判断が出てくる。
今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。
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