ヨグマタ相川圭子著 宇宙に結ぶ「愛」と「叡智」 頁185に、『心の働きに翻弄されないで、平和なところに行きなさい。
いや、行くのではなく、何もしないで、今にいなさい。
それが良い瞑想のことであり、その先に真理が現れ、「本当の自分」になるのですと。
普通には、常に心の働きがあって、心を過去に連れて行ったり、未来に連れて行ったりして、それに翻弄されています。
このように、心が働きだすと、無心のところ、今にいることができません。
時間と超えた「本当の自分」とは違う世界が目の前に広がって、心を覆って曇らせています。
その心の働きが止んで静かになった時、本質の世界、「本当の自分」が現れるのです。』とある。
自分が自分だと思い込んでしまっている自分(偽我)に意識が向いていると、過去の記憶や頭にインプットされたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」というもので、自分で自分を縛ってしまう。
視野が狭く、物事を偏って捉えてしまい、何事にも上手くいかず、悩みや苦しみの多い重苦しい生き方になってしまう。
そうならないためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分(真我)に意識を向け続けることになる。
やり続けることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まり、心の中が澄んでくる。
エネルギーの消耗が無くなり、自分の内側からエネルギーが満ちてきて、もともと豊かな自分に気づくことができる。
豊かな自分で在り続けることで、自然に視野が広がり、物事をより全体から捉えることができるようになって、何事にも上手くいくようになっていくのだね。
悩みや苦しみの多かった重苦しさから解放されて、軽やかに生きることができるようになっていく。
今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。
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