心の学校 佐藤学長の「図解 神のメッセージ」の頁128『人間は、どこまでいっても未熟な存在で、完全になれる人など一人もいない。
”自分の頭のハエを追えないのに、人の頭のハエを追えるか?”という言葉があるが、それは間違っている。
自分の上のハエばかりを追っている人が、本当に魅力的と言えるだろうか。
それに、一生かかっても自分の上のハエは追いきれないものである。
自分の頭の上のハエは見えないが、他人の頭の上のハエはよく見えるものである。
だから、まわりの人と、お互いの頭の上のハエの追い合いをすればいいのだ。
そうすることで、人のありがたみや大切さがわかるのだ。
そして、人に役立っている喜びを味わうことでができるのだ。
人と助け合ったり、譲り合うことの尊さがわかるのだ。
これからの時代は、”お互いの頭の上のハエを追う”生き方をすることである。』とある。
自分の頭の上のハエは見えないが、他人の頭の上のハエはよく見えるものなのだね。
自分が自分だと思い込んでしまっている自分(偽我)に意識が向いていると、5感で認識したものが総てであり、肉体という個体をベースにした発想から抜け出すことができない。
自分は自分で生きているという思いが強くなり、頭にインプットされたものや過去の記憶に囚われて、それらによって、自分や相手を裁き続けることになる。
エネルギーは消耗し続け、視野が狭くなり物事を偏って捉えてしまうので、上手くいかなくなる。
悩みや苦しみの多いも苦しい生き方になってしまう。そうならないためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分(真我)に意識を向け続ける。
やり続けることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まって、心の中が澄んでくる。
その混乱は慣れきってしまっていて、混乱とは感じていないのだけれども、心の中が澄んでくることで、混乱の存在に気づくことができる。
その混乱が無くなると、エネルギーの消耗が無くなり、自分の内側がエネルギーで満ちてきて、もともと豊かな自分に気づくことができる。
豊かな自分で在り続けることで、自然に自分の外側への欲望は生じなくなり、本当に足るを知ることができる。
悩みや苦しみの多かった重苦しさから解放されて、軽やかに生きることがでいるようになっていけるのだね。
今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。
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