ヨグマタ 相川圭子 著 ヒマラヤ大聖者 愛の般若心経 頁35に、『人の肉体のなかには、何があるのでしょうか。
心があります。そのなかには、過去生からのさまざまな心の記憶があります。
人が死んで肉体が動かなくなったとき、幽体というエネルギー体が離れます。
それは心の家であり、そのなかに記憶があります。
その記憶は、生きているうち、体が存在しているときに、浄めることができるのです。
つまり潜在意識の記憶です。
そして、それらを動かしている「究極の存在」があります。
それは「永遠の存在」であり、「ブラフマン」(ヒンドゥー教では最高原理のこと。仏教では、梵天となっています)とも呼ばれている「至高なる存在」です。
それは「創造の源」です。
そして仏教ではそれを「空」といったのです。
究極の「空」です。
真理を知るためには、その「究極の存在」に出会っていきます。
そのために行う修行法こそが瞑想なのです。』とある。
自分が自分だと思い込んでしまっている自分(偽我)に意識が向いていると、過去の記憶や頭にインプットされたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」というもので、自分で自分を縛ってしまい、視野が狭く、物事を偏って捉えてしまう。
何事にも上手くいかず、悩みや苦しみの多い重苦しい生き方になってしまう。
そうならないためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分(真我)に意識を向け続けることになる。
やり続けることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まり、心の中が澄んでくる。
エネルギーの消耗が無くなり、自分の内側からエネルギーが満ちてきて、もともと豊かな自分に気づくことができる。
豊かな自分で在り続けることで、自然に視野が広がり、物事をより全体から捉えることができるようになって、何事にも上手くいくようになっていくのだね。
悩みや苦しみの多かった重苦しさから解放されて、軽やかに生きることができるようになっていく。
今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。
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