ヨグマタ 相川圭子 著 ヒマラヤ大聖者 愛の般若心経 頁178に、『心が「空っぽ」になるというのは、心が何かにコントロールされているのではなくて、心が純粋になり、静寂になって、本当に素直になることを意味します。
純粋な心になり、さらにそれを越えて創造する源と一体になる「空」があります。
私はそれを「本当の自分になる」といっています。
「空」とは、そのなかにすべてがある、すべてを知っているということです。
「空」とは神の存在であり、何も知らないのではなくて、すべてを知っている存在です。
そしてそれと一体になった状態です。
心が「空っぽ」になると、自分の限られた価値観に基づいて、これは善いとか、悪いとか選択するのではなくて、直感が働いて、偉大なる存在の価値観で選択するので、偏った、不適切な結果はもたらされません。
頭脳が空っぽになって選択するのではないのです。
より深いすべてを知る存在からの、その回路腹の智慧を得て選択するのです。』とある。
自分が自分だと思い込んでしまっている自分(偽我)に意識が向いていると、過去の記憶や頭にインプットされたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」というもので、自分で自分を縛ってしまい、視野が狭く、物事を偏って捉えてしまい、何事にも上手くいかず、悩みや苦しみの多い重苦しい生き方になってしまう。
そうならないためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分(真我)に意識を向け続けることになる。
やり続けることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まり、心の中が澄んでくる。
エネルギーの消耗が無くなり、自分の内側からエネルギーが満ちてきて、もともと豊かな自分に気づくことができる。
豊かな自分で在り続けることで、自然に視野が広がり、物事をより全体から捉えることができるようになって、何事にも上手くいくようになっていくのだね。
悩みや苦しみの多かった重苦しさから解放されて、軽やかに生きることができるようになっていく。
今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。
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