心の学校 佐藤学長の「図解 神のメッセージ2」の頁42『結婚しても「相手が誰でも何故か理由も無く離婚したくなる、幸せになるほど自分で壊したくなる」という思いに駆られ、実際に離婚し、また再婚した相手とも離婚寸前の女性がいた。
彼女は幼少の頃、浮気をしていた父親をとても恨み、母親の痛みの復讐を子供心に胸に抱いて育った。
しかし、頭では親には感謝しましょうと教わっているので、恨む気持ちを無理やり心の奥の潜在意識に押し込みしまったまま、表面的には忘れたようになっていたのだ。
しかし、潜在意識は、誰彼の区別がつかず、父親への恨みが、そのまま夫に出ていたのである。
まさに八つ当たりの長期版とも言えるのである。
こうした、過去の体験という原因が、別の対象に同じ現象のパターンを繰り返してしまう性質になっているのである。』とある。
恨む気持ちを無理やり心の奥の潜在意識に押し込みしまったまま、表面的には忘れたようになっていても、それは何らかの現象となって現れてくるのだね。
心の中が想念や妄想で混乱していても、そのことに慣れ切ってしまっていると、当たり前になっている。
自分が自分だと思い込んでしまっている自分(偽我)に意識が向いていると、その心の中の混乱は静まることはなく、エネルギーを消耗し続けて、心の奥底は常に満たされることがない。
その不足感によって、自分の外側への欲望が生じて、仮にその欲望が叶えられても、心の奥底は満たされないので、また新たな欲望が生じることになるのだね。
心の奥底を満たすためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分(真我)に意識を向け続ける。
本当の自分(真我)は素晴らしいのだと信じることで、次第にその素晴らしさが現れてくる。
偽我の自分が抵抗してきて、そのように信じさせないようにしてくるけど、俯瞰して反応しないように、ただただ見つめるだけにする。
今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。
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