瞑想をする前は、体の中を流れるエネルギーを感じることは全くなかった。
自分の外側からの刺激が強くて、それに振り回され、自分の内側からの情報が得られていなかった。
瞑想することで、体の中を流れるエネルギーを感じることができるようになってくると、それによって、いろいろな気づきが生じてくる。
自分が自分だと思い込んでしまっている自分(偽我)に意識が向いていると、自分の外側からの心地良い刺激ばかりを追い求めて、自分の内側からの情報を得ることが難しい。
エネルギーを高めることはなく、意識次元は低いままで留まってしまう。
そのため、視野は狭く物事を偏って捉えてしまい、上手くいかないので、悩みや苦しみの多い重苦しい生き方になってしまう。
そうならないためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分(真我)に意識を向け続けることになる。
やり続けることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まり、心の中が澄んでくる。
それによって、エネルギーの消耗が無くなり、自分の内側からエネルギーが満ちてくる。
心は揺れれば揺れるほど、エネルギーが消耗して疲れることになる。
逆に、心を使わないと、エネルギーの消耗は無くなり、エネルギーが満ちてくるのだね。
どんどんエネルギーが高まると、自然に視野が広がりより全体から物事を捉えられるようになるので、何事も上手くいき、悩みや苦しみの多かった重苦しさから解放されて、軽やかに生きることができるようになっていく。
今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。
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