心の揺れに振り回されない

ヨグマタ相川圭子著ヒマラヤ大聖者愛の般若心経頁75に、『心というのは常に考え、欲望を持って、クリエイティブに動いていきます。

たいがいの人は、自分の心を信じています。

心は自分のエゴの考え、親の考え、社会の考え、あるいは特定の宗教に洗脳されていたりして、思い込みと価値観で生きていることが多いのです。

心は常に何かをくっつけたいと思い、発達していきます。

心はクリエイティブであるとともに、心の世界にあるものは変化していくものであり、不安定なものであると、気づいていくことが必要です。

その心の性質をよく理解して、コントロールできるようになるとよいのです。

そのためには、心を客観的に見ることが大切であり、それには、意識を覚醒させて高次元の存在の側から見る必要があるのです。

本当の信じるものをもった人ならば、そうした心の揺れに振り回されないで、気づきをもって見ることができます。

高次元の存在につながり、信じることで、それをとおして、安心して、宇宙の源である存在からパワーをいただいて、生きていくことができるのです。』とある。

自分が自分だと思い込んでしまっている自分（偽我）に意識が向いていると、過去の記憶や頭にいんぷっ押されたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」というもので、自分で自分を縛ってしまい、視野が狭く、物事を偏って捉えてしまう。

何事にも上手くいかず、悩みや苦しみの多い重苦しい生き方になってしまう。

そうならないためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分（真我）に意識を向け続けることになる。

やり続けることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まり、心の中が澄んでくる。

エネルギーの消耗がなく、自分の内側からエネルギーが満ちてきて、もともと豊かな自分に気づくことができる。

豊かな自分で在り続けることで、自然に視野が広がり、物事をより全体から捉えることができるようになって、何事にも上手くいくようになっていくのだね。

悩みや苦しみの多かったも苦しさから解放されて、軽やかに生きることができるようになっていく。

今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。

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