ヨグマタ 相川圭子 著 瞑想の力 頁81〜82に、『第2章では、ヒマラヤシッダー瞑想の特徴を消化してきました。
それは単なるリラックスや休息の手段ではなく。
究極は自己の悟りを目指す営みです。
セルフリアライゼーションです。
神からの高次元のエネルギーと、マスターのサマディの祝福と知恵に守られて意識を進化させていくことができる、他に類を見ない、神聖でしかもパワフルな秘法瞑想です。
そんな徳ベルナ瞑想を続けけていくと、瞑想者にはさまざまな変容が起きてきます。
いろいろな変換が表れますが、その中でも多くの方がはじめに感じるのが、「気づき」ではないでしょうか。
瞑想をはじめて最初のころは、いろいろな気づきがとても多くなります。
いままで思い込みなどで染められた目を通して見ていたものが、心のストレスがとれることで違って見えてくるのです。
内側の思い込みや混乱が浄化され、整理整頓されてさまざまなことがわかりはじめます。
それはまさに、目からうろこが落ちるような、小さな悟りなのです。』とある。
自分が自分だと思い込んでしまっている自分(偽我)に意識が向いていると、過去の記憶や頭にインプットされたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」というもので、自分で自分を縛ってしまい、視野が狭く、物事を偏って捉えてしまい、何事にも上手くいかなくなって、悩みや苦しみの多い重苦しい生き方になってしまう。
そうならないためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分(真我)に意識を向け続けることになる。
やり続けることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まり、心の中が澄んでくる。
エネルギーの消耗が無くなり、自分の内側からエネルギーが満ちてきて、もともと豊かな自分に気づくことができる。
豊かな自分で在り続けることで、自然に視野が広がり、物事をより全体から捉えることができるようになって、何事にも上手くいくようになっていくのだね。
悩みや苦しみの多かった重苦しさから解放されて、軽やかに生きることができるようになっていく。
今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。
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