ヨグマタ 相川圭子 著 ヒマラヤ大聖者 愛の般若心経 頁94〜96に、『その暗闇のなかで、死を超えて瞑想するのです。
地上では、人々がそれをずっと見守っています。
長い修行で純粋になりきっている私の呼吸は、自然に止まっています。
まったく体を使わない状況になり、まったく心も使わない状況になっています。
すべて体の機能がストップして、「究極のサマディ」という、「真我一如」の、つまり神と一体になったステージに没入して、そこに留まっているのです。
四日後の約束した時間に、深い神の力が働いて、私は蘇って戻ってきます。
こうして満願という形で地上に出たときに、悟りが成就したということの真理の証明となります。
そのとき、なんら心身は消耗していません。
「本当の自分」となり、さらに神と一体であったので、かえって充電しています。
公開のアンダーグラウンド・サマディは、それで亡くなった方も多いため、インドでは禁じられています。
私と兄弟弟子であるパイロット・ババジだけが、この公開サマディを行うことを許可されているのです。』とある。
自分が自分だと思い込んでしまっている自分(偽我)に意識が向いていると、過去の記憶や頭にインプットされたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」というもので、自分で自分を縛ってしまい、視野が狭く、物事を偏って捉えてしまう。
何事にも上手くいかず、悩みや苦しみの多い重苦しい生き方になってしまう。
そうならないためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分(真我)に意識を向け続けることになる。
やり続けることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まり、心の中が澄んでくる。
エネルギーの消耗が無くなり、自分の内側からエネルギーが満ちてきて、もともと豊かな自分に気づくことができる。
豊かな自分で在り続けることで、自然に視野が広がり、物事をより全体か捉えることができるようになって、何事にも上手くいくようになっていくのだね。
悩みや苦しみの多かった重苦しさから解放されて、軽やかに生きることができるようになっていく。
今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。
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