良いエネルギーで行為する

ヨグマタ相川圭子著ヒマラヤ大聖者愛の般若心経頁131に、『その「無心」になりなさいというのは、計らいの心をなくして「空っぽ」にしなさいということなのです。

そして高次元の存在につながると、恐れずに良いエネルギーで行為することができます。

無心で行為するというのは、心にいないことであり、今この瞬間にいて行為するということです。

心は常に思いが働いているので、未来を心配したり、過去のことに捉われいるわけです。

そこで、「今にいる」ようにします。

そうして意識をしっかりさせて、今にいることで、心を切り離して、心を見ることができるようにもなってくるのです。

心は修行しないと、普通は見えないのですが、この自分の心が、よく見えるようになってくるのです。

ですから、そうした心が常にあるのですよ、その心をはずすことが大切なのですよ、と私はいつも説いているのです。

そして、悟りに導かれなければ、心を無くし、心を「空っぽ」にする、ということが本当に起きるようにはならないのです。』とある。

自分が自分だと思い込んでしまっている自分（偽我）に意識が向いていると、過去の記憶や頭にインプットされたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」というもので、自分で自分を縛ってしまい、視野が狭く、物事を偏って捉えてしまい、何事にも上手くいかず、悩みや苦しみの多い重苦しい生き方になってしまう。

そうならないためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分（真我）に意識を向け続けることになる。

やり続けることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まり、心の中が澄んでくる。

エネルギーの消耗が無くなり、自分の内側からエネルギーが満ちてきて、もともと豊かな自分に気づくことができる。

豊かな自分で在り続けることで、自然に視野が広がり、物事をより全体から捉えることができるようになって、何事にも上手くいくようになっていくのだね。

悩みや苦しみの多かった重苦しさから解放されて、軽やかに生きることができるようになっていく。

今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。

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