ヨグマタ 相川圭子 著 瞑想の力 頁209に、『大人も子供も、常に何かをしなければならないという思いにとらわれ、追われるように生きています。
やりたいこともたくさんあります。何かができるようになると、さらにあれもやりたい、これもやりたいと、欲望が膨らみいそがしくなります。
あるいはやりたいことを躊躇している人に対して、「やらなければ何もはじまらない」とあおる風潮もあります。
ですが、そのたまにストレスが増している面もあります。
しかし、瞑想や祈りを始めることで気持ちが整理整頓されて、物事への集中力がましてきます。
そしてより余裕をもって時間を使うことができるのです。
心に翻弄されないで平和を体験して、ゆとりができるためです。』とある。
自分が自分だと思い込んでしまっている自分(偽我)に意識が向いていると、過去の記憶や頭にインプットされたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」というもので、自分で自分を縛ってしまい、視野が狭くなって、何事にも上手くいかず、悩みや苦しみの多い重苦しい生き方になってしまう。
そうならないためには、偽我の自分に意識を向けるのではなく、誰もに内在する究極の全体意識、本当の自分(真我)に意識を向け続けることになる。
やり続けることで、心の中の想念や妄想による混乱が静まり、心の中が澄んでくる。
エネルギーの消耗が無くなり、自分の内側からエネルギーが満ちてきて、もともと豊かな自分に気づくことができる。
豊かな自分で在り続けることで、自然に視野が広がり、物事をより全体から捉えることができるようになって、何事にも上手くいくようになっていくのだね。
悩みや苦しみの多かった重苦しさから解放されて、軽やかに生きることができるようになっていく。
今日もナーダ音に意識を合わせ続ける。
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